BRM503 松阪400km 雨よ雨よ

 07, 2015 19:25

《ここまでの話↓》
BRM503 松阪400km 追い風
BRM503 松阪400km 深夜便


PC3 道の駅[飛騨白山]246km地点、有人チェックを受けて出発。

前日 14:00三重県松阪をスタートした400kmブルベも残り160km、ゆっくり走って8時間…
三重県、岐阜県そして富山県…
ステージは日本海側へ
ゴールが見えてきた!!



『シャー』っと素通りした深夜の[世界遺産 白川郷]に後ろ髪を引かれながら富山県、五箇山をそして石川県金沢を経由してゴールの福井県勝山を目指す…。


PC3の[道の駅 飛騨白山]から富山まで基本下り基調。
まずは富山県、五箇山トンネル手前、[梨谷トンネル]をピークとする『上り』を攻略するのだ。



富山県に入った途端に路面が荒れる。
下りだから勝手に加速していく。
暗く見通しが利かない。
GPS[ETREX20]に表示された地図でルートの雰囲気を掴む。
ヘルメットライトで視線の先を照らす。
車体のライトは照射距離を中距離、短距離と光軸と変えて設置してある。

加速していくテスタッチをブレーキコントロール。
荒れの少ない路面を探し走行ラインを決める。

油断すると弾けるように車体がハネ上がる。



郡上市から長く走ってきた国道156号線も五箇山・平から国道304号線に乗り換え。
そして登坂開始。



相倉合掌集落入口を素通り、寄ったところで良い景色が見える訳じゃない。
まだぼんやりとしか視界は利かなし眼前の上りを前にして寄り道なんてできやしない。
まずは上らなきゃ、、

(グランフォンド富山では気持ちよく下ってきたな~)
『過去』の楽しい記憶を呼び出し『現実』の苦難から逃避してみる。

つっ、ツラい!ギアが回らん!
押し歩きがはいる。

降りて見てみたらアウターだった。
『バカな、 私は冷静だ…』
そう言ったのはザビ家の四男ガルマ・ザビ(享年20?歳)
そんな心境、なんたるイージーミス。




[梨谷トンネル]
トンネル手前がピークだ。



[五箇山トンネル]



グランフォンド富山では五箇山トンネルに向かって上っていく坂を下り降りる。
新鮮な感じ。






[善徳寺]
この先のコンビニは[通過チェック]に必要なレシート確保。
つまりクローズ時間の設置されたPCではないけれどショートカット防止?の為の検閲所みたいなもの。



ブルベはオトナの遊びだからズルをする気はまったくない。
レギュレーションのなかで『遊ぶ』のが楽しい。



午前6時、五箇山からの下りエネルギーも使いきり気温も上がっていく。
医王トンネル手前で旅装変更。
富山県から石川県に入る。

いい天気だ。



[鶴間坂]
坂の上からの展望がよかったらしいが…



[石川県立歴史博物館]
陸軍兵器なんとか書いてあった気が...
なんとも淡白な金沢観光だ。


[PC4] 金沢 330km地点、レシート確保
残り70km
体調は良い、眠気もない。
膝もアキレス腱も問題ない。
ストレッチして腰を伸ばす、問題ない。
システムチェック、オールグリーン!!
発進!

金沢市街地を抜け白山市、手取川ダムを経由、標高700mに位置する県境を越えて福井県勝山入りを目指す。
最後のヒルクライムだ。



[手取キャニオンロード]
旧北陸鉄道金名線の廃線敷を利用したサイクリングコース。
山から風が吹いてくる。
退屈なルートで飽きる。












握りしめたキューシートに年季がはいる(3枚目)
国道、県道を繋ぐだけならGPSに打ち込んだルートで理解できる。
複雑に交錯するサイクリングコースと国道。
指定されたルートはどちらだ?
間違えないようにキューシートの『備考欄』に書かれた指示を読みながら走る。

やっぱりマップケースのあるフロントバッグは便利だったな、改めて思う。
ブルベ仕様のバイクなんてないと思う。
それぞれ便利なようにロングライド経験を積んで洗練されていく。
距離が伸びていくにつれ『快適な』仕様に架装されていく。









手取川ダム、ロックフィル構造のダムだった。
ちょうど良い撮影ポイントが工事片側通行で停車できずに通過、残念。



向風がツラい。
標高700mまで緩いヒルクライム...
コース終盤に設定された『ヒルクライム』はコースクリエーターの『優しさ』だ。

しかし今年の[中部300km]を経験した人間にはその『優しさ』に応える懐の大きさが違う。

『たいしたことねーぜ!』

なんといっても今日は腰痛が発生していない。
軽いギアが当たり前のように軽く回せる。



ポツリポツリときた雨が本格的なものになっていく。
雨風も吹いて嵐の様相。
トンネル内でレインウェア装着。
雨に濡れても凹まない、雨位では死なない。



残雪の横を通り抜けると冷蔵庫を開けた時のような冷気を感じる。

冷たい…
[中部300km]深夜の長野県平谷村を思い出す。
標高1000mに位置する峠は漕ぎ続けていても凍える寒さだった。
『過酷』な経験がヒトを強くする。
今日は大したことない常識的な気温だ。



ここがピークか?
石川県と福井県の県境[谷トンネル]標高約700m。
雨の上りもイヤだが、この先の危険な下りはもっとイヤ
残り20km!
雨のダウンヒル、行くしかない。



大粒の雨がアイウェアを濡らす、視界が滲む。
雨と一緒に汗が目に流れ込む、目に染みる。

濡れた路面、フロントタイヤが飛沫をあげる。
下半身を濡らす。
やがて雨水はシューズ内部まで浸水。
リアはキャラダイスが泥除けの代わりに機能してくれている。



濡れたリムはブレーキコントロールが利かない。
制動距離も伸びる、時折強く握って水気を飛ばす。


勝山の町にでる…



雨のなか滑り込むようにゴール。


ゴールと言っても指定されたコンビニで買い物、レシート取得。

400km走って勝山市で買ったものはフェイスタオルだった。
...こんなモノの為に400km走ってきた。

あまり感動的でないゴール、雨足は弱くなっていた。





ワタシのブルベ挑戦は400km迄で終了。
600kmとなると時間が足らない。
これでよいと思う。

今年に入って[静岡200][中部300]そして今回の[近畿400]と参加し、それぞれ[認定完走]を頂いた。

参加者にセルフリカバリー技術が求められるBRM。

自転車遊びの技量を試すにはおもしろいイベントだと思う。
他のサイクリングイベントでは決して味わうコトのできない感動があると思う。

でも…走り回った距離のわりには観るべきものも見てこれなかった。
時間に追われるのは個人の問題なのだけどBRMが『距離』に対する『認定』だけなら毎年参加する必要はないと今は思っている。

距離を伸ばしたい…

その気持ちで参加してきたから…



年間で200、300、400、600を認定完走したランドヌールへの敬意の称号
シューペル ランドヌール
名誉に憧れがない訳じゃない。


ただ、この先を行くには『時間の確保』という脚力とは余り関係のない政治力のハナシになってくる…。

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COMMENT 8

Fri
2015.05.08
20:13

MMR #kXzv711w

URL

Re:

hamo様
ありがとうございます。

歳を重ねていくと『暗闇』よりも怖いものを現実社会に見付けます。
社会が活動を止める深夜はむしろ安心…
なんて(笑)

『独り』になりたいんです(笑)

Edit | Reply | 
Fri
2015.05.08
19:47

MMR #kXzv711w

URL

Re:

kanz様
ありがとうございます。

『ブルベを知ったとき…』
そう、、ロングライドができるなら楽しそうー(茫然

これは各団体の『個性』『地域特性』から考えないとなりません(笑
ここに商業イベントとは違う強烈な『趣味』が加算されます。

つまり中部はヨソの1.5倍はツラい!

GW中で遠征参加してきた方と情報交換して確信しました。


毎回、長時間に及ぶブルベ参加に神経を使っていました。
スタートラインに立つまでがブルベって(笑)

Edit | Reply | 
Thu
2015.05.07
23:05

hamo #-

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長旅、お疲れ様でした。
もっと、もっと。この思い大切にしたいですね。
それにしても夜中のR156の暗さは想像できません。そんな山の中でも走り続けられる精神力や有機が欲しいです。

Edit | Reply | 
Thu
2015.05.07
22:28

kanz #-

URL

ブルベを知ったとき、ロングライドができるなら楽しそう!と思って挑戦ましたが、実際に走ると想像していたロングライドでは無く過酷なものでした。

でも一旦始めてしまったらやめられない。
400を節目にするのも有りですね。

Edit | Reply | 
Thu
2015.05.07
22:11

MMR #kXzv711w

URL

Re:

OKI様
ありがとうございます。
私がロードバイクを乗り初め、右も左もの頃からお付き合いをして頂いて感謝しております。
多分、出会っていなかったらここまでたどり着けなかったかもしれません。

時間の経過と共に『方向性』が変化したり『興味』の対象が変わったり。
千差万別の色々な遊び方があって良いんですよね。
一ヵ所に留まる必要などまったくなく、新しい『遊び方』を見付けてやっていきたいと思います。

ただ『もっと遠くへ…』
自分自身の力試しのようなトライは今後もしてみたいと考えています。

行ってみたいところばかりです(笑)

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Thu
2015.05.07
21:44

OKI #-

URL

 お疲れ様でした。そして走り切って色々と感ずる所がお有りだったようですが、400キロ完走おめでとうございます。
 悲壮感が漂いつつも爽やかな、壮絶な記録ですね。
 また、装備にしてもそうですが、同ように自転車を始めた人も、次第に自分に合った楽しみ方をするようになったりと、私自信もサイクリングの楽しみ方について色々と考えさせられる微妙なお年頃です。
 それでも今なお、ロングサイクリングへの魅力は色褪せませんね。お互いより良きサイクリングライフを送りましょう(笑)

Edit | Reply | 
Thu
2015.05.07
21:04

MMR #kXzv711w

URL

Re:

ゴリオ様
ありがとうございます。
しまなみ海道もお疲れ様でした、いつか走ってみたい素晴らしい場所ですね。

【Super Randonneur】
仏語:シューペルランドヌール
英語:スーパーランドナー

あと600kmの認定が獲れると頭に『スーパー』が冠されるのです。
ワタシの場合は『ただのランドヌール』(笑)

ロングライドは時間と引き換え。
こればかりはなかなか難しい、

ゴール後に少しおしゃべりをさせて頂いた北海道から遠征の方は1泊4日のGWブルベ三昧だと言っていました。
本気でSRを狙う人は保険を含めて『遠征』は珍しくないのです。
真似できません(笑)


そして私が今回参加したのはオダックス近畿GWシリーズの中日400kmのみ。
実は前後に、大阪出発300km松阪ゴール
翌日、松阪出発400km福井県勝山ゴール
翌日、福井勝山出発600km、大阪ゴールの合計1300kmが企画されたものの一つに過ぎないのです。


そしてシューペルランドヌールを目指すには脚力はもちろん、時間を確保する政治力、天候に恵まれる運も持ち合わせないと辿り着けない境地だと思っています。

それよりも~
自分で『線を引く』サイクリング。
行きたいところに行ってみる、こんな路線にしたいです(笑)

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Thu
2015.05.07
20:28

ゴリオ #sxdWoEmo

URL

400km完走認定おめでとうございます。

レシート取得の裏には計り知れない経験が
積まれてきたのではと思います。
そして言葉では言い表せない風格が架装されている。

シューペル ランドヌール 
伯爵の称号みたいでかっこいい!!

目指すんですよね。




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