【いおんバイク】#自主点検

 27, 2014 20:00
カチン、カチン、カチン..

クランクを回転させる度に周期的に足下から金属音が響く..
ビンディングで直結された身体にも、僅ながら振動が伝わる..






風を切り裂く音
ギヤとチェーンが噛み合う瞬間の連続した金属音..
そして川の流れの音や木々のざわめきをBGMにして走りたいものです。


最近、足下から異音が発生する。

カチン、カチン、カチン..
クランクを1回転させる度にカチン..

走りながら異音がでる状況を観察。
脚を止めてフリーにすれば異音は出ない。
脚を回すと異音がでるのだから、クランク回りから発生しているのは間違いない。

足元の周期的に回転している箇所はBB(ボトムブラケット)、クランク、若しくはペダル..

以前、このカチン、カチンの音なりの前にはギシっ、ギシっ..と、やっぱりペダリングすると異音が発生する事象を経験している。
音の質が違うけど、記憶を手繰るとギシギシの前はカチン、カチンが出ていた記憶がする。

その時はショップに持ち込んでBB周りのグリスアップをしてもらって解決したのだが..

グリスアップの際、外したBBのベアリングも見ている。
指で回してゴリゴリ感があった訳じゃないし、そもそもベアリングの破損なら音の感じが違う。
職業的に知っている

今回の原因は、もっと違うところにあると思う。
ショップに持ち込む前にやれることをやってみよう。


クランクセットは[OX801D]スギノのクランク。
BBはTOKENのセラミックだけど、今回の原因ではないと思う。
ペダルは、かなりくたびれている[PD-A600]シマノのSPDペダル。

ひとつずつ塗り潰す..

くたびれているSPDペダル。
カチン、カチンと鳴るんだからペダル回転軸のシャフトのヤレか?
横軸方向にガタツキがあって締め直したことはある。
同時にグリスアップ。
以来、特別スムーズではないけど無音で回るし、外観の変形はあっても機能に問題はないと思う。
(ショップでは交換を勧められているのだが、割れるまで使おっかなーって)


クランクセット
すぅーっと指でクランクをなぞりながら、弛みやガタツキはないかを確認。

左クランクセンターに位置するキャップが緩んでいる。
指先でクルクルと回すだけで抜けてしまう。
シマノで云うと、ギザギザの専用工具がないと外せないキャップの場所。

キャップを外して内部の汚れを落とす。
指先で内部のネジ山をくるりと浚えて汚れを落としていると、ネジ山が一緒に回る。

二重構造なのか、こちらも緩んでいる。


ふむ..


最初に外したパーツは左クランクの抜け防止なのかな?
弛み止めが塗布されていた痕跡が分かる。




この2つの部品で挟み込むようにしてクランクが抜けないようになっているのかな?
ふーん..
ふーん..
弛み止めが塗布されたキャップは、もう一個のライナーとかスリーブと呼ぶのか?それともインサートと呼ぶのかは知らないけど、これの内側にねじ込むんだよね..
こちらには弛み止めは塗布されていないけど、こっちから弛んだらどーなるのだ?

いまいち、納得できる構造じゃないなー
わざわざ二つの部品で構成する意味が分からん


まーいーや..
弛んでいるなら締め直せば。

弛み止めが機能していないのなら弛み止めを塗布して締めておこう。

[ロックタイト 243]


それでも異音がでるならショップに持ち込んで診てもらう。
そーしよー



考察..少し

先に挿入する部品(仮にインサートと呼ぶ)は傘が開いた形状で締め上げると左クランクを押さえるようになっている(よーにもみえる)。
そして外側のキャップを締め上げて定位置で固定させる。
だが、二点の部品でやることか?



こんな順序ならインサートごと抜けてしまえばキャップの弛み止めなんて~
意味ないじゃんって






[試走]

カチン、カチンは消えたけど..

違う音がする..
音が変わったと云うことは不良箇所には間違いない。
問題は組立を間違えたか?

戻って、再バラし。
今度はクランクも外そう..

あれっ?
キャップに弛み止めを塗ってインサートにねじ込んだからインサートなり、取れてしまった。
予想通り。



左クランクを固定する為の2本のボルトを外せばクランクが抜ける。
全部、抜いて内部の乾拭き。
ついでにBBの点検..無負荷で空回ししても意味はないけど思ったよりゴリゴリするな..

清掃後、ディラグリスを塗って組み上げ。

グリスを塗り過ぎたのか、クランクを回すと息をするのか『ブカブカ』と音をたてる。
グリス拭き取り..

組み上げ、インサートが付いたままのキャップをねじ込む..
テーパー形状のインサートは左クランクをシャフトのセンターに導く。
(なるほど..)

手ルクレンチで締める。
手ルクレンチの『松』のレベルまで締めたら左クランク取り付け、ロックタイトを塗ったボルトでクランクを固定する。

チェーンを掛けて回してみると..
シャ、シャ..っと擦れる音がする。
BBの側面に擦れるような音だ。

クランクが寄りすぎたか..

あのテーパー形状のインサートの締め付け加減でクランクの横巾が変化するのは予想がつく。
(なるほどね..勘所って奴ね)

キャップと同化したインサートを緩めながら..締めながら..
クランクを回す..
音が無くなる位置を探して..



このクランクを固定するボルトを締めるとキャップと云うかインサートも同時に締め上げられる。
クランプの要領になっている。
(なるほどね..)


[総括]

もそもそ、キャップに弛み止めが塗られているのはキャップの外れ止めには違いない。
でもロックタイトの意味はキャップを締め過ぎるとインサートの位置が変化してしまうことへの防止ではないか?
そう解釈できる。

重要なのはインサートの位置で、そのインサートはクランク固定の2本のボルトを締めるあげることで位置が固定される。
だから、ロックタイトが不要で塗布されていなかったんだ。

今回、キャップもインサートも弛んでいた原因は左クランクを固定するボルトの締め付けトルク不足。
結果、左クランクの微少なクリアランスのなかで音が発生したのかなーっと。

明日、朝に少し回してみよっと。







スギノのHPに気になる『お知らせ』が..

今更さ..

トルク管理必要?
手ルクレンチではダメっすか?

深読みすると、なにかあったんだよね...
前科もちかよ(冷汗



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