【Brooks B-17 special】憧れのレザーサドル..

 20, 2014 07:09
機材の進化は止まらない..

人間の本質として『もっと先へ..もっと楽に..もっと、もっと..
があると思うのです。
欲があるから工夫をするし、現状に満足せずに前に進むと云うか..


素材の進化や製法のコストダウンより、身近に手軽にレースグレードの製品が入手できる時代になっています。
フレームで云えば鉄からアルミ、そしてカーボン。
部品で云えば高強度の樹脂の開発や加工が難しいチタン素材でも割りと安価になってきたり。

自転車に限った話ではないですが、週末の趣味人にハイエンドな機材が必要かと問われれば必要ないと思っています。
でも、それが趣味なんだから欲しいものは欲しいし、精神的な安寧が得られれば必要なのです。
(?)

たかが自転車..されど自転車..

動力は人間だからバイクで走りが劇的に変化するとは思わないけれど、技術の集大成として考えると最新、最高のバイクと云うのは興味が湧きます。






..と言いながら..

僕が乗っているのはTestachのクロモリ。
重くて錆びて..乗り心地が良いのとラフな扱いにも堪えるコトだけが特性の金属フレーム。
細身のホリゾンタルは飽きのこない美しいスタイルとも云えるけれど、ただの懐古趣味とも云える。

カーボンが主流になった現代、乗り心地だけならクロモリを凌駕したカーボンフレームなんかは幾らでもあるんじゃないかな?


それでも指名買いして乗っているのは..

何でかな
時代の潮流から取り残された素材..
儚げな姿に魅せられるのかも..

・・
・・・


[Brooks B-17 special]
BROOKS B-17 special honey
手で叩くと『こんこん』と鈍く硬質な音がする。
プラスチックの軽い音とは違う。
しかし楽器じゃないんだから響きはどうでもよろし。
問題は革がこんなに硬く締まるものなのかと感心する。
身近なモノで云うと勇者が最初に購入する『革の鎧』が、こんな感じなのだろうと思う。


standardに対してspecialは鋲とレールに特徴がある。
銅鋲と銅メッキのレール。
見た目が大事、綺麗ならそれで良い。
銅鋲は英国職人が手仕事で打っているという話があるが、そんなもの機械化するほど売れてないんだろーとも勘繰ってしまう。
当該地区の某自○車プレミアムブランドも立ち上げの一時期、部品調達に既存ラインだけでは間に合わず
『こっ、こんなところで!』
部品を作っていたのを目撃している。
もちろん日本人の老練な職人による逸品だ。
ある意味、プレミアム、ラグジュアリー..
その後、仕事は引き上げられたコトは言うまでもないし、そんなモノだと思っている。

プレミアムな逸品には製作過程にも伝説的な背景が必要なのだと思う。
素直に「スゴいね~」と感心しておこう。


BROOKS B-17 special honey
モノコック構造とも呼べる骨組みのない構造。
一枚の革をサドルの形にして、その上に載っかるんだから..
柔らかすぎず堅すぎず..
「オイルを塗り過ぎて軟化させるな!」言いたいことが理解できる気がする。


BROOKS B-17 special honey
サドルと一緒に購入。
専用ワックス
自動車用の固形ワックスのつもりで布を突っ込んだら、片付け忘れたマーガリン並みに軟らかかった。

レザーサドルは慣らしをして下さい
..とか、何とか。
興味を失った玩具の手入れはしないが、購入したての玩具の手入れは大好き。
慣らし..
この言葉の語感に鼻息が荒くなる。

物置に10インチの『ダッチオーブン』があるのを思い出す。
アレも悩んで購入して半年は遊んだけれど、今は放置している。
定期的な手入れが必要なのだが..

メンテナンスフリーや開けたら直ぐに機能する商品が喜ばれる世の中で、使う前に『慣らし』が必要なモノがどれだけあるのやら?
いや..PCも『慣らし』と呼べなくもない初期設定があるな。
あれは楽しい。

そう..趣味人にとって、この一見無駄に思える時間が至福の一時となるのだ。


BROOKS B-17 special honey
裏側に塗り込む
レザーサドルを購入する前に、予備知識として色々学習。
雨に弱いとか..
その一つにサドルの裏側にワックスを塗る、塗らない問題。
革のテンションが下がるから塗らない派とか、早く馴染ませる為には塗るんだよ派とか。
そんなもの素人が考えたってテンションが下がる程は塗り過ぎなんだろっとツッコミたくなるけど、程度の話でしょと解釈しておく。

皮革製品は生き物だから、ある程度の油分は必要なのかなと思って塗り込む。
すぅーっとワックスが染み込んでいく..
乾燥肌やね..裏側は。

至福の一時..(男の時間)
サドル座面にも裏側にも..
薄~く塗り塗り..
染み出るほど(油分が..)塗り込みたくなる衝動を必死に抑える。
もう少し..塗ってもいーかな?
ここ、もう少し塗っておこう..
いかん、いかん。
調子にのってはいかーん。

おもしろいように染み込んでいくワックスを見ていると、取り込まれてしまう!
思い出せ!
大枚叩いて買ったサドルだ!
二個は買えん!

現実社会の痛みを思い出し、我を取り戻す。


BROOKS B-17 special honey
現代的な薄いサドルと違いレールから座面迄の厚みがある。
控えておいた数値からサドル高をだしてセット。

そして実際にビンディングシューズを履いて実走。
再調整を繰り返す。
載って体重を掛けると沈むのかな?
思った以上に高くなった。


翌日..
BROOKS B-17 special honey
この辺りでは有名なヒルクラの峠を含めて100km程の実走。

色々と揶揄される[Brooks]のレザーサドル。
三角木馬とか股裂き椅子とか拷問椅子とか..
他人のインプレは、その人の『個』の体験であり意外と例外もあるもんだなぁと思う。
まったく快適
それ以外に表現はなし、このまま200、300..それ以上、いけるね。
馴染んでくれなくても大丈夫。


BROOKS B-17 special honey
サドルのセッティングはレザーサドルの定番通りに水平より少し上向き。
確かにツルツル滑る。
もう少し上向きにしても良いけど、見た目も大事。
停車してジロジロ視るのは持ち主以外にいない訳だけど。


BROOKS B-17 special honey
ふ~
Brooks...
買ってよかった



良い買い物をしたとは思うけど..
お金、ないねん
給料日が待ち遠しい






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COMMENT 4

Thu
2015.05.07
21:27

MMR #kXzv711w

URL

Re: Brooks B-17 specialって?

もろやま様
ありがとうございます。

クロモリにレザーサドル、似合うと思います。
良い買い物ができると良いですね。

Brooksは耐水性はまったくないので水洗いはダメですね。

やるとしたら水拭き程度でしょうか、
夏なんてお尻の汗染みも残ります。
でもそれは降雨での浸水とは違うのでお尻の形に馴染んでいく一行程だと思います。
皮革は生き物なので適度な水分(お尻の汗)とお尻の圧力、体温を与え続けることで馴染みます。
使用していくと付く変色もキズも『風景』になるのがレザーサドルです、愛着湧きますよ(笑)


細身の…だと『narrow』だと思います。
B-17 special(スタンダードに対して鋲が銅なだけ)
B-17は一見すると現代的なサドルと比較してかなり幅広です。


水に強いレザーサドル
『セラ・アナトミカ TITANICO(タイタニコ)』
こんなのもあるんですよー
ブルベでもちょこちょこ見掛けます。

Edit | Reply | 
Thu
2015.05.07
20:31

もろやま #-

URL

Brooks B-17 specialって?

最近 ブログの存在を知りました!

長文のブログ楽しく拝見しています。
私もクロモリのスマートさにひかれ
クロモリを所有しています(ラレーcrf)
私もクロモリには、Brooksのレザーサドルを
前々から考えては、いたのですが
Brooksサドルの形で悩んでいます
出来れば、細身のサドルが欲しいのですが
B-17 specialの形はどんな感じでしょうか?
又、水洗い洗車は可能ですか?

これからもブログ楽しみにしています。

Edit | Reply | 
Wed
2014.05.21
12:55

MMR #-

URL

Re: タイトルなし

OKI様
ありがとうございます。

いわゆる『道具感』というのでしょうか(笑)
使い込んでいくと味わい深くなり、手(お尻)に馴染んでいく過程を楽しむ..
なんとも、自己満足な趣味というのか(笑)

実は『GF富山』に向けての思い切ったモデファイです。
僕にとって、一年のなかで比重が高いイベントです。
どうせなら、間に合わせて走ろうと思いまして。

さて『グランフォンド富山』
前日入りして観光でも..と、思いながらも前日は運動会なので車中泊になりそうです。
昨年は直前にナンバープレートなど盗まれて慌てましたが一応、警戒しておきますね。

『淡路島一周』も大団円のフィナーレが飾られますように(笑)

Edit | Reply | 
Tue
2014.05.20
23:49

OKI #-

URL

いつも精力的な活動を楽しみに拝見しております。どんどんパワーアップして行かれますね。
さて、革サドル。
渋い輝きが味わい深い・・・憧れますね。
やはりカーボンやアルミではとても似合わない、クロモリならではの雰囲気とのマッチングと言うものが有りそうです。
より一層型をなじませて、再来週には、富山にて走られることでしょうね!!おまちしております。楽しみです。

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